ドクタースコップの実習ノート3
タイトルー遺跡を測ろうー

1、目的

遺跡のアナログデータをデジタル化(情報化)することにより、その特徴を抽出して歴史資料とする。

2、求められる結果

等高線(コンター)で遺跡の形を表現した図。

3、具体的な作業

同じ高さの線をつないでいく

4、使うもの

レベル頭、レベル脚、スタッフ
これらは高さを知るため
平板板、平板脚、アリダードセット、巻き尺(通称テープ)、三角スケール(通称さんすけ)
これらはその位置を記録するため

5、コラム
ふたつの海抜
東京湾平均海水面と大阪湾平均海水面

6、レベルをたてる
三脚を自分の見やすい高さにのばす
三脚の先端が正三角形になるようにひろげる
頭の水平ネジを基準線にあわせる
三脚の球面を利用して水準器を見ながら頭を大体水平に据え、固定ネジを締める自分の体を水平ネジのふたつをむすんだ線にむける
その二つのネジを同時に内側か外側にまわす。これで左右の水平が調整される
残りのネジをどちらかに回す。これで前後の水平が調整される。
頭の上にある照準をてがかりに方向をスタッフにあわせる
接眼レンズの調整ネジで十字線のピントをあわせる
スタッフを見ながら頭の調整ネジでピントをあわせる。
スタッフは体の正面で両手をそろえて支え、垂直にたてる。
レベルとスタッフの距離はおおむね20m以内とする

7、レベル(高さ)を分配してひろげる
広い遺跡を測量するためには、たくさんの基準となるレベル高が必要。そこでおおもとの基準高を分配する必要がある。
(1)原理
分配したい点の中間にレベルをたて、各々の点にスタッフを立てて、その差を求める。
(2)手順
レベル高のでているおおもとの点Aと分配したい点Bの中間にレベルをたてる。
 おおもとの点Aにスタッフを立てて目盛りを読む(読み値A)。
 おおもとのレベル高に読み値Aを足す(機械高)。
 分配したい点Bにスタッフを立てて目盛りを読む(読み値B)。
(機械高)から(読み値B)を引く。
これでレベル高が分配したい点Bに移される。

(3)計画
測量する遺跡をカバーするための、分配する点の配置をきめる。
それぞれの点について、機械高を求めながら、比高差を算出し、絶対高をだす。相互に比較して検証する。

(4)練習問題
同志社大学京田辺キャンパスの正門を入ったすぐ北側は高台となっており、その上に、この地にゆかりの筒城宮を記念した石碑がある。
この場所の紹介の為に、地形測量をおこないたい。
各班は、決められたポイントのすべてににレベルを分配せよ。
A.B班は上から
C.D班は下から

ポイント1はD.P.=0mとする。
ポイント2=機械高(0m+後方読み値)−前方読み値
ポイント3=機械高(ポイント2+後方読み値)−前方読み値
ポイント4=機械高(ポイント3+後方読み値)−前方読み値

最終的に分配ポイントを相互に検証する
(5)学んでもらいたい点
@斜面地形でのレベルのたてかた。
Aどういった状況だと誤差がでやすいか。それを回避するためにはどうしたらいいか。
Bどういったところにポイントを配置して、どういったところにレベルをたてると、遺跡情報を適切に取得することができるか。(キーワードは機械高)